退職代行を利用しても退職届は必要?
退職代行を利用したから、退職届は書かなくてもいい。
そんな風に考えている人も多くいます。
確かに、退職届を自分で出すのが難しいため退職代行を頼むのです。
ですが、退職代行に依頼をした時にも、基本的には退職届は自分で用意する必要があります。
なぜなら、退職届は退職の意思を伝えるためのツールだからです。
特に、退職代行を利用した場合は、会社側からすると本当に会社を辞めたいと考えているのか。
その真意がわかりません。
退職届を出す事によって、本人が会社を辞めたいと考えている事が伝わります。
また、電話等で口頭で伝えたとしてもそれは意味がありません。
会社側から、退職の意思を聞いていないと言われてしまったら元も子もありません。
書面に内容を残しておく事は証拠になります。
退職したいと考えた時には、必ず自分で退職届を準備するようにします。
この時には、添え状があると更にいいでしょう。
退職代行のなかには退職届不要のところもあるので、どうしても退職届を出したくない時には、そういった会社を選択しましょう。
退職代行は退職届を代筆してくれる?
退職届を書いた事がない人は、できたら退職代行が代筆してくれたらと思いますよね。
ですが、原則として退職代行は代筆活動はできません。
なぜなら、退職代行は本人の意思そのものなのです。
たとえば、口頭で伝えた事を第三者が書いたとしてもそれが本当に本人の意思かはわかりません。
そのため、退職届は自分で書くようにしましょう。
この時に、パソコンは不可と勘違いする人もいます。
退職届は、確かに自筆での提出ですがパソコンを使用しても構いません。
この時には、日付や署名の欄を自筆にすれば後は問題ないのです。代筆は許可されない退職届ですが、例外はあります。
それは、体調不良などでどうしても字が書けない場合です。
その時には、代筆での退職届は認められます。
退職届がどうしても書けないという時には、退職代行会社に相談して見るようにしましょう。
退職代行に頼んだら、退職届は郵送でもいい?
どうしても会社に退職届を出しに行きたくない。
でも、退職代行会社に頼むのも申し訳ない。
そう考えた時には、郵送という選択肢もあります。
大切なのは、本人が書いた退職届であり提出方法に厳密な決まりがあるわけではありません。
ですが、郵送の場合は不安もありますよね。
もし、会社に届いても読んでもらえなかったら意味がありませんし、上司がゴミ箱に捨ててしまったら退職届が届いていない事になってしまいます。
心配な時には、内容証明郵便を使うと便利です。
内容証明郵便だったら、書面の内容も発送した日も、相手が受け取った日も郵便局で管理してくれます。
これなら、たとえ会社側が退職届をなかったものにしようとしてもできません。
退職届が出された事は、郵便局が証明してくれます。
後は、退職代行に任せて安心して受理されるのを待っていましょう。 続きを見る
退職代行を利用した時に、社宅や寮はどうするの?
退職代行を利用した時に、退職届の書き方を教えてくれる?
退職届を初めて書く時には、何から書いていいのかわからないという人もいるでしょう。
そんな時には、退職代行に相談すると答えが見つかるかもしれません。
退職代行は、退職したい人の相談やサポートをしてくれる事です。
わからない事や不安な事は、何でも相談するといいでしょう。
退職代行から、正しい退職届の書き方を教えてもらえるところもありますが、テンプレートが提供される事もあります。
そのテンプレートと同じように書いていけば、読みやすい退職届が完成します。
ですが、退職届を出しても会社とトラブルになる事も想定できます。
退職届に不備があれば、それが理由で退職できない事もあります。
こうしたトラブルを防ぐためには、弁護士が在籍している退職代行なら、退職届に不備があった場合は指摘してもらえますし会社側が受け取ってくれない時にも対処してもらえます。
退職代行を利用して退職届を出した後は?
退職代行会社に依頼して、退職届を出してもすぐには会社を辞められないケースがあります。
会社側から、本当に退職するのかその意思確認の連絡がくる可能性があります。
この意思確認が取れない以上、退職を認めないという会社もあります。
そのため、退職代行を利用してもすんなりとは退職できない場合も在るのです。
そして、会社に備品が残っていたりする場合は受け取りに行かなくてはなりません。
ですが、退職代行を利用した後では荷物を受け取りに行くのは気まずいですよね。
退職しようと決めたら、事前に自分の私物はまとめておくようにしましょう。
そして、重要な職業の場合は引き継ぎの関係ですぐに退職できない可能性があります。
会社側としても、仕事が中途半端な状態で退職届を出されても困ります。
スムーズな退職をしたいと考えているなら、仕事の引き継ぎは事前に済ませておくようにしましょう。 続きを見る
会社を辞めにくい人が利用したい退職代行業者とその手順は?