退職代行を利用すると社宅や寮を出る時に違約金が発生?
退職代行を利用すると、社宅や寮をすぐに追い出される事はありません。
ですが、違約金が発生する可能性もあります。
短期解約違約金が発生し、賃料の2ヶ月分を請求される事があります。
賃貸借契約書に書いてあるため、事前に確認しておくといいでしょう。
また、社宅や寮を退去する時には1ヶ月前には知らせる必要があるので気をつけましょう。
ですが、場合によっては短期解約違約金を払う必要がない場合があります。
それは、会社の規定により短期解約違約金は会社が払う事と決まっている場合です。
その場合は、違約金は会社が支払うものなので社員が払う必要はありません。
それでも、会社側から違約金を請求された場合には弁護士等に依頼して解決しましょう。
退職代行に依頼をして会社を辞める事は、違法な事ではありません。
会社側から理不尽な要求をされた時には、きちんと対処するようにしましょう。
退職代行を利用しても社宅や寮の荷物は取り返せる?
退職代行を利用しても、社宅や寮の荷物を取り返す事はできます。
なぜなら、これは法律でも決まっているからです。
民法162条により、いかに会社の人間であっても私物を勝手には処分できないのです。
そのため、安心して退職代行に依頼しましょう。
荷物を受け取れる期間は、会社にもよりますが、退職日から退去日までの1〜2週間程度です。
1〜2週間の余裕があるので落ち着いて社宅や寮から荷物を運び出す事もできます。
その間に荷物を受け取りにいきましょう。
会社によっては、荷物をまとめておけば指定の場所に送ってくれる所もあるので事前に確認しておくといいでしょう。
ですが、会社から送ってもらう場合は注意も必要です。
この場合、送料は本人持ちの可能性があります。
後から金額を請求される可能性もあるため、細部まで確かめておく事が必要です。 続きを見る
参考退職代行は会社との交渉もして貰えるの?
社宅や寮を退去する時には退職代行に頼める?
退職代行に依頼した後では、会社の社宅や寮に荷物を取りに行くのはちょっと嫌ですよね。
顔を合わせて話すのは、かなりストレスになります。
できたら、退職代行の人に全てお任せしたい。
そう考えている人もいるでしょう。
ですが、退職代行は依頼者の代わりに社宅や寮から荷物を受け取る事ができません。
そもそも、退職代行の仕事は依頼者に代わって退職の意志を会社に伝える事なのです。
ですが、退職代行がしてくれる事もあります。
それは、荷物を送ってもらいたいなどを会社に伝える事です。
それなら、自分が直接やり取りをしなくても社宅や寮の荷物を受け取る事が可能です。
対面して気まずい思いをしなくてもすみますし、荷物も手元に戻ってきます。
その時には、荷物を送ってもらう日にちなどを細かく伝えておくとトラブルになるような事はありません。
退職代行を利用した後で、トラブルなく社宅や寮から引っ越すには?
退職代行を利用したら、荷物は早く社宅や寮から出す必要があります。
ですが、1〜2週間という短い期間では全ての荷物を運び出す事はかなり困難ですよね。
トラブルを避けるためにも、もう少し余裕が欲しいところです。
そんな時には、退職する前に有給休暇をとっておけばいいのです。
たとえ、退職届けを出したとしても有給休暇中はその会社の社員です。
社宅や寮に住む権利はあるのです。
その間に、荷物を運び出すようにしましょう。
会社から借りた物があるなら全て返す事が必要ですし、不要な物があるなら処分しておきましょう。
また、荷物を会社に頼んで配送してもらうと新しい住所がバレてしまいます。
退職代行を頼むほど険悪なムードになっているなら、できればそれを避けたいですよね。
運送業者には、自分から依頼しておく事も大切です。
そうすれば、新しい住所が会社にバレる事も避けられます。 続きを見る
参考退職代行を弁護士に依頼するメリットとは?
退職代行を利用しても社宅や寮に住む事はできる?
退職代行を利用したものの、社宅や寮からすぐに引っ越す事が難しい人もいますよね。
新しい場所は、そうそう簡単に見つかるものではありません。
できたら、このままずっと住み続けたい。そう考えている人もいるでしょう。
ですが、多くの社宅や寮ではかなり難しい事です。
やはり、会社の規定に沿って荷物を搬送しなくてはなりません。
ですが、例外があります。
それは、借り上げ社宅の場合です。
家賃を全額自己負担しているなら、すぐに退去しなくてもすみます。
借地借家法に守られているため、半年間は退去しなくてもすみます。
更に、大家と直接交渉の末にそのまま住み続けるという事も可能です。
その場合は、部屋の名義を会社から個人に変えるなと細かい手続きを行う必要があります。
退職代行は、その手続きは行えません。
まずは、大家に事情を話して自分の希望を伝える事が大切です。