退職代行で失敗するケースはあるの？

退職代行で失敗するケースは、「説得」？

退職代行に依頼をしても失敗するケースがあります。

それは、会社側から説得されるというケースです。

会社としても、優秀な人材は確保したい。

できるだけ、社員を減らしたくない。

という考えがあります。

そのため、退職代行がいくら退職届けを代わりに提出しても、何度も説得にくるという場合があります。

なかには、会社側のしつこい説得に負けてしまい、結局は退職そのものを断念するというケースもあります。

退職代行は依頼者の意思を尊重するので、退職を中止したとしても止める事はありません。

ですが、これでは退職は失敗に終わってしまいます。

どうしても会社を辞めたいと考えているなら、会社側にはっきりと自分の意思を伝える事も大切です。

また、電話番号を変えたり引越したりする事で会社側から連絡できないようにするという選択肢もあります。

退職代行で失敗するケースは「書類」？

退職代行に依頼し、無事に受理された場合。

一見すると、退職は成功したかに見えます。

ですが、実はそうではありません。

退職後に、会社から必要な書類が届かないというケースもあるのです。

たとえば、離職票や退職証明書。

更には、源泉徴収票。

これらは、失業手当てや次の就職の時に必要になります。

受取に失敗すると、後で困る事になります。

退職代行ができるのは、あくまでも退職届を代わりに渡すだけ。

後の交渉は自分で行わなくてはなりません。

その際に、結局は会社に出向き自分で手続きをしたり、書類を渡してくれるように頼まなくてはなりません。

これでは、退職代行を頼んだ意味がないと感じ失敗となってしまいます。

ですが、このケースは事前の準備で防げます。退職代行会社のなかには、こうしたトラブルが起きた時のフォローをしてくれる会社もあります。

事前に調べてから申し込んでおくと、後でトラブルになった時にも冷静に対処してくれます。

退職代行に失敗するケースは「会社が認めない」？

退職代行会社は、依頼者に代わって退職届を渡してきてくれます。

ですが、それは会社側が受理しなくては失敗となってしまいます。会社のなかには、退職届を渡そうとしても拒否するケースがあります。

その理由は、「本人からの申し出しか受け付けない」というものです。

退職代行会社は、それ以上の交渉はできません。

これでは、依頼料だけ払って退職できない事になってしまいます。

会社によっては、退職しようとしている人に対して圧力をかけてくるケースもあります。

事前にこうした失敗が予想された時には、退職代行会社選びが重要です。

弁護士や労働組合が運営に携わっている会社に依頼するようにしましょう。

弁護士や労働組合は、会社側と交渉ができます。

たとえ、会社側が退職届の受取を拒否したとしても退職できる方法を教えてくれます。

安心して任せましょう。

退職代行で失敗するケースは「クビ」？

退職代行に依頼をして失敗するケースに、クビというものがあります。

つまり、解雇されてしまうのです。

この場合、会社を辞める事はできます。

ですが、退職金などで問題が発生する可能性もあります。

退職金は、労働している人なら全てもらう権利があります。

たとえ、解雇とされてももらう事は可能なのです。

ですが、金額が減らされてしまったりと損をする事もあるのです。

また、解雇という経歴はこの後の再就職にも影響します。

場合によっては、再就職が難しいケースだってあるのです。

万が一、退職代行を利用して解雇と言われた時にはその理由を会社側に求めましょう。

そして、その内容が正当ではないと判断した場合にはすぐに弁護士に相談する事が大切です。

もし退職代行を利用した事が解雇の理由だったらそれは違法です。

退職代行で失敗しないためには、あらゆるケースを想定する事が大切です。

退職代行で失敗するケースは「退職代行会社の選び」？

退職代行を利用して失敗するケースは、退職代行会社の選び方で失敗するケースです。

退職代行会社はたくさんいます。

なかには、弁護士や労働組合が運営に携わっているところがあったり、実績が豊富なところもあります。

ですが、その一方で料金は安いものの悪質な退職代行会社もあります。

こういった会社に依頼をした場合。

退職届を提出した後のトラブルには、対処してくれないケースがほとんどです。

更に、依頼料の返金もないため結局は失敗に終わってしまいます。

退職代行で失敗しないためには、会社選びは慎重になりましょう。

トラブルが起きた時の対処法や、失敗した時には返金があるかなど調べてから利用すると後悔はありません。

どの退職代行会社を選ぶかによって、退職が成功するかどうかは左右されます。

そのため、選ぶ時にはあらゆるトラブルや失敗を想定してから選ぶようにしましょう。